NLR460エンジン
エンジン停止のキルスイッチの故障


端子部分の銅線が直接振動を受けるので切れてしまう
NLR460エンジンの停止用キルスイッチが作動しなくなった
このままではエンジン停止ができないので
応急処置としてプラグキャップを外すことで停止させた
キャブのチョークを閉めることでもエンジンはとまるのだが
プラグがカブってしまい、次回のスタートが難しくなってしまう
プラグキャップを外してのエンジン停止を繰り返すと
プラグコードを傷めてしまうので、早急な修理が必要である

NLR460のカバーを外し、スイッチを取り出すと
端子とコードとの断線がスイッチ不作動の原因であった
激しいエンジンの振動でコードが切れてしまったと思われる
カバー部分には発電コイルが搭載されている
コイルの下にフライホイール兼冷却ファンが装着されており
フライホイールの端にマグネットが装備されている
マグネットが高速で回転することで電気を発生し
プラグへ送り込む仕組みとなっている

キルスイッチはコイルを短絡させることで発電を止めて
プラグのスパークを切り、エンジンを停止させる
装着時にはクリアランス調節に気をつける
スピーカー端子が手元にあったので流用した
断線したコード、端子は再利用できないのでコードを作り直した
耐熱性を持つカーオーディオ用のスピーカーケーブルと
取り付け端子にはスピーカー端子を流用した
キルスイッチとコード端子の接続は振動で外れないように
ハンダ付けを施した

コードが長すぎるとエンジンに接触してコード皮膜が溶けて
電気のリークが発生しエンジンが動かなくなる恐れがある
ちょうど良い長さにしておく事が望ましい
キルスイッチ完成図

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