NLR460エンジン
スターター内部スプリングのスリップ


新調したばかりの日本ライフ社製 NLR460エンジン
このエンジンのスターターにはスプリングが2個内蔵されていて
プルレバーを引く力を倍増して回転力に変えてくれる
エンジンスタートが楽になる優れたシステムである
ところが、紐を巻き戻すスプリングの固定方法に
構造的欠陥があると思われ
何日も経たないうちに故障してしまった
紐を巻き戻さずにブラブラのまま止まってしまうといった症状で
走行中に突然ブラブラになってしまったため
プルレバーをどこかに引っ掛けて引きちぎってしまった

写真左上にあるのが8センチほど残された紐の残骸
紐の巻き戻しスプリングは金属のケースに収納されている
ケースの回転を抑えるために、スプリングの端がカールしていて
外周のプラスチックに固定されている取り付け方法である
しかし、このプラスチックの固定箇所の強度が不足しているため
スプリングによって削り取られて引っ掛かりが無くなり
プルレバーを引くと、金属ケースごと回ってしまい
紐を巻き戻すことが出来なくなってしまうのである

エンジンの強力なパワーとは関係ないと思うが
こんなに早く故障するとは思わなかった、弱すぎる
修理方法としては金属のケースを固定しなくてはならない
幸い外周のプラスチックには何箇所かスプリングのカールを
引っ掛けれるようなところがあって、そこを整形して
スプリングを固定することにした
しかし、プラスチックの強度が弱いことには変わりないので
金属ケースごと接着してしまい、固定した

引きちぎれた紐は同じような太さの荷造り用の紐を
行きつけのホームセンターを物色し購入してきた
長さは20mもあるのでまだまだ引きちぎっても安心できる
プーリーに紐を巻きつけ、固定ネジに緩み止め剤を塗布して
元通りに組み上げる

プルレバーを紛失してしまったので手元にあったカラビナで代用
しかし、小さすぎるので引くときに指が痛くなる
早急に代用品を見つけなくてはならないだろう

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